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がたい。
語学研修修了者に対して、単に「研修修了」の証書を与えるのではなく、船務と併任でよいから正式に「○○語通訳士」としての辞令を交付し調整数を与えて職能を評価する位のことをしないと語研の希望者は発掘できないし、修了者の士気や継続努力も期待できないであろう。通訳件数当たりの特殊勤務手当てでもよい。調整数や手当ては人事院との協議が必要で、他職との均衡が難しいのは承知している。それならばせめて「徽章の制定」は出来ないものだろうか。現在特救隊員、航空機職員、潜水士及び特殊警備隊員に徽章が与えられているが、これを通訳官にも制定すればよい。簡単なことである。人間はこのようなことで簡単に士気を向上させるものだ。実用外国語能力は潜水や航空機操縦に優るとも劣らない高度な技能であると信じるものである。
 

 

 

 

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